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地域で観光スポット確認

登別温泉で最も有名な地獄の一つ、大正地獄




登別温泉大正地獄は登別温泉のランドマーク地獄谷から森の中に入っていったところにひっそりと佇んでいる間欠泉の事を指します。登別温泉は北海道の有名な温泉街ですが、地獄谷に代表される異世界のような景色が地獄を連想させ、街中が地獄に関わるネーミング、また装飾が施されています。登別温泉大正地獄は登別温泉街とその近郊に存在する15か所の「地獄」の内の1つで人気の観光スポットとなっています。(残念ながら2018年5月現在は閉鎖されております)本日は登別温泉の大正地獄を紹介していきます

登別温泉大正地獄へのアクセス方法

大正地獄
登別温泉大正地獄へのアクセス方法は2つあります。1つ目は地獄谷の手前の駐車場に車を止め地獄谷沿いの遊歩道を歩いて大正地獄まで行くパターン、もう1つは地獄谷の駐車場を車で通過し車で森の中に入っていき大湯沼駐車場で車を止め近くの登別温泉大正地獄まで歩いていくパターンです。前者は健脚の方向けで後者は足が悪い方向けのコースとなっています。地獄谷から大正地獄まで歩くと約30分かかります。途中は階段もありアップダウンもあります。場所によっては足場も悪いので注意が必要です。

これだけお伝えすると大変なイメージしかないですが、メリットとして地獄谷沿いの遊歩道から様々な角度で地獄谷の景色が楽しめること、また森の中を歩き目的地まで到達することで、登別温泉の源泉が山の奥に位置しているということを直に感じることができます。後者は先に述べた大湯沼までは車でいけるため、時間のショートカットが可能です。登別温泉での滞在時間は限られているけれどもせっかくなら登別温泉の源泉が湧き出るところに位置している大正地獄も見てみたいという方にお勧めです

登別温泉大正地獄とはどんな地獄?

大正地獄
登別温泉には数々の「地獄」そして地獄を連想させる怖い鬼の像、鬼の金棒のモニュメント等が存在しています。それでは大正地獄とはどんな地獄なのでしょうか。大正地獄とは先に述べたように登別温泉に存在する温泉の源泉が湧いているところから噴出する間欠泉のことを言います。

名前の由来は大正時代に火山活動に伴う小爆発が起こりできたという事実から来ています。登別温泉大正地獄は登別温泉のシンボル地獄谷から歩くこと約30分(大湯沼駐車場まで車で来る方はそこから約5分)、森の奥に存在する天然温泉の川、滝、そして足湯に行く途中に位置しています。現在は間欠泉が突然噴出する恐れがあり危険なため閉鎖されています

過去には熱泉が3メートルも噴出

大正地獄
過去には、2007年熱泉が3メートルくらいの高さまで噴出したこともあります。お湯の量が不規則で予想が難しいため枯れていた時代もあり現在は閉鎖となっているのです。大正地獄の特筆すべき特徴はお湯の色が次第に変化すると言われているところです。透明から青、白、黄色、ピンク、灰、黒に変わっていきます。

これは温泉の成分の化学変化によって起こると言われていますが、原因ははっきりとわかっていないようです。最後は真っ黒に変化するのは温泉の硫黄成分が鉄と化合し酸化鉄に変化するためと言われていますが、真っ黒な登別温泉大正地獄は滅多に見られないと言われています。現在は閉鎖にすらなっているため、見る事が出来た人はすごくラッキーだったと言えると思います

なぜ登別温泉大正地獄は現在閉鎖されているのか?

大正地獄
登別温泉街近隣の森では現在も火山活動が活発で、特に日和山は登別温泉の源泉である大湯沼の背後に位置する溶岩が隆起によりできたもので現在も噴気、熱水活動が盛んです。言い換えるといつ噴火しても不思議はないレベルということです。

そもそも大湯沼や地獄谷は水蒸気噴火でできた爆裂火口群であり、近くに位置する大正地獄も当然周囲の火山活動に影響を受ける間欠泉と言うことができます。日本の気象庁の調査では今すぐ日和山が噴火するという予測はしておらず、噴火警戒レベルは1となっている

しかしながら、登別温泉大正地獄は現在閉鎖されております

大正地獄
間欠泉が突然噴出する恐れがあると言われています。札幌管区気象台は、今年に入り大正地獄間欠泉が高さ2メートル程度の熱噴出をしたと発表しております。これは北海道大学が大正地獄の研究を行っており、大正地獄付近に設置した地震計より大正地獄の熱噴出が原因とされる振動が観測されたことからわかりました。

振動観測後、大正地獄付近を調査したところ、周囲には大量の湯泥が発生していたと言われています。登別市はこれら調査報告を受け、観光のお客様の安全を第一に考え大正地獄へ続く遊歩道を閉鎖しております

大正地獄の奥へと続く登別温泉源泉「天然足湯」

大正地獄
現在閉鎖されている登別温泉大正地獄ですが、大正地獄が見られないとして訪れる価値は十分にあります。理由は大正地獄へと進む遊歩道をさらに奥にすすむと大正地獄と同様に登別温泉の源泉が川をつくり、小さな滝をつくり最後は池を造っているスポットがあります。

かつては知る人ぞ知るという隠れた観光地でありましたが、現在では多くの観光客のお客様がこの地を訪れています。皆様も登別温泉の源泉を足湯で楽しみつつ森に囲まれ森林浴も同時に楽しんでみてはいかがでしょうか。きっと心も体も癒されるはずですよ