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地域で観光スポット確認

ニセコ大湯沼に行こう




大湯沼といいますと、登別温泉の天然足湯がある大湯沼川が本州での知名度が高いかもしれませんが、ニセコ湯本温泉地区にも大湯沼があります。場所はニセコパノラマラインで五色温泉や神仙沼方面に走らせていると道路沿いにあるためすぐに見つけることができます

ニセコ大湯沼について

ニセコ大湯沼は、蘭越町湯本温泉にある温泉の沼です。沼の周囲は約200m、湯量は毎分1000リットル湧き出る豊富な温泉です。昔は間欠泉だったようですが、明治時代の終わりに硫黄を汲み過ぎたため間欠泉ではなくなってしまったそうです。泉質は酸性で関節痛やリウマチなどに効果があります。

湯沼の温度は約60℃あり、高い場所では80℃ありとても熱いので触らないように注意しましょう。表面には学術的に珍しい黄色球状硫黄を見ることができます。ニセコ大湯沼のお湯は湯本温泉の各施設へ送られ、日帰り入浴ができる施設は雪秩父と月美の宿紅葉音です

ニセコ大湯沼の散策

ニセコ大湯沼は整備されていますので沼の周りを一周することができます。入場料は無料で、駐車場も無料です。散策路の周り湯気でほのかに暖かくなっているため、夏は暑いですが紅葉がキレイになる10月以降が散策に最適な季節です。以前は散策路の奥に行け赤鬼池や青鬼池という池を見ることができましたが、現在は閉鎖されているため見ることができません

ニセコ大湯沼の自然について知りたい

ニセコ大湯沼について詳しく知りたい場合は、大湯沼自然展示館があります。中へ入ると杜の大老樹というシンボルが出迎えてくれます。館内は大湯沼の自然を開設する展示ゾーンと映像ゾーンがあり、大湯沼の自然の様子を学べる体験型施設です。営業時間は4月下旬から10月までの9時~17時で、入館料は大人300円、子供200円です

ニセコ大湯沼のお湯につかる、その1 雪秩父

大湯沼のお湯に入りたい場合は、隣接する雪秩父がオススメです。大自然の中にある露天風呂は、大湯沼やチセヌプリを見わたすことができます。冬季も露天風呂に入ることができるので雪見をしながら温泉を満喫することができます。鉄鉱泉と硫黄泉の2種類のお湯が楽しめます。

女性風呂のみですが湯の花の泥湯を楽しむことができます。この泥は美肌効果が有り女性には嬉しい温泉です。雪秩父には広めの休憩所があり眺めもよいです。レストランでは蕎麦やカレーなどを食べることができます。営業時間は10時から20時までで、入浴料金は大人700円、子供300円です

ニセコ大湯沼のお湯につかる、その2 月美の宿紅葉音

雪秩父は非常に人気の施設のためとても混雑しています。ゆったりと入りたい方は雪秩父の向かいにある月美の宿紅葉音がオススメです。レトロな感じがする大浴場は、木で作られているため香りも心地がよいです。こちらでも湯船の底に湯の花が沈んでいるため泥パックをすることができ美肌効果が抜群です。日帰り入浴の時間は10時から17時までで、入浴料金は大人800円、子供300円です

ニセコ大湯沼近郊の宿泊施設

大湯沼近くは湯本温泉郷の「湯ごもりの宿アダージョ」と「月美の宿紅葉宿」の2軒と無料の湯本温泉野営場があります。
まず「湯ごもりの宿アダージョ」は日帰り入浴を実施していないため、ここの温泉は宿泊しないと入ることができませんが、新館の場合は客室に源泉かけ流しの温泉があるのでいつでも気軽に入ることができます。料金も1泊2食付きで1万円程度なのでリーズナブルです。

もうひとつの「月美の宿紅葉宿」は2万円以上する高級な宿です。雰囲気はとても良いのでちょっと贅沢な大人の休日を味わいたい方にオススメです。そして無料のキャンプ場は大湯沼の隣にあります。風向きによっては硫黄の匂いが漂ってくるので、温泉地に来ている風情を味わえます。キャンプ場は7月中旬から10月下旬頃までの営業です。夏場はライダーが多く来るため混んでいますが、キャンプ場は広めで芝生に覆われているためゆとりを持って泊まることができます。キャンプをしながら温泉巡りも楽しめますが、雪秩父のレストランは日中のみのため夜はやっていません。コンビニなどもないためキャンプの場合は市街地で購入する必要があります。一番近いコンビニはニセコ市街地のセブンイレブンかセイコーマートです

ニセコ大湯沼へのアクセス方法(札幌から場合)

[車の場合] 札幌から国道5号線を利用し小樽市、余市町、仁木町、倶知安町、ニセコ町を経て蘭越町昆布地区から道道207号線、道道66号線を経て約3時間です
[公共交通機関の場合] 札幌から函館本線で小樽まで行き、小樽で長万部方面の列車に乗り換えニセコ駅で下車し、ニセコバス五色温泉行きに乗車し湯本温泉で下車です
※路線バスは6月から10月までの土日祝日に2便運行です(7月31日から8月25日は毎日)

ニセコ大湯沼は、周囲は登別よりも小規模ですが、温泉ではほかではなかなか入ることができない泥パックを楽しむことができます。秋は周辺の木々が紅葉しとても綺麗なところです。秋にニセコを訪れた際にはぜひ立ち寄りたいスポットです