札幌 時計台|札幌千歳観光


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札幌 時計台|北海道の歴史

美食の街、札幌。その中心である札幌駅と大通公園の周辺には数々の美味しいお店がひしめき、札幌を訪れる方の多くもそれを楽しみにして来られていることでしょう。しかし、それは裏を返せば食べる以外にやることがないという意味にもとれます。笑

札幌 時計台 札幌千歳観光

札幌のシンボル札幌時計台
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札幌、特にその中心地は見るところがない。そんな声を一蹴する札幌のシンボル。それは、時計台です。複雑な経歴、不思議な立地、不名誉な肩書きなど、何からなにまでちょっと変わった観光名所。そんな美食の街の異色の建物、時計台をご紹介します。

【札幌時計台 詳細】
住所|札幌市中央区北1条西2丁目
電話|011-231-0838
時間|8:45~17:10 ※問い合わせ

札幌 時計台 札幌千歳観光

時計台とは

札幌駅と大通駅の間、大通公園のテレビ塔からほど近いビル群の間に、ひっそりと時計台はたたずんでいます。1878年の建設当時は札幌農学校の演武場として建設され、今もその正式名称は『旧札幌農学校演武場』となっています。1911年から1966年まで図書館として利用され、現在も一回は展示室として、二階は多目的ホールとして結婚式や音楽会などが開かれるなど、時計台の枠を越えた建物へと変化してきました。

1970年には重要文化財に指定され、名実ともに札幌の観光名所としての地位を確立します。北海道観光のポスター、北海道日本ハムファイターズの応援歌の歌詞、ラーメン店の看板やのれん、市の行政地域を意味するカントリーサインと呼ばれる標識にも時計台が使用されるなど、多種多様な媒体に登場する正真正銘札幌のシンボルです。

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特徴的な形状と立地

赤い三角屋根の上にさらに小さい矢倉のような箱型の大時計台が載っている不思議な形状は、白い木造建築の外装と相まって、まるでお城のような印象を受けます。

周囲をビル群が取り囲んでいるため、建物がもつトラディショナルな雰囲気は若干削ぎ落されてしまいますが、ビルの間を歩いていたら何の前触れもなく突如時計台のような歴史建築物が現れる様は異様で、一気に建物に引き込まれてしまいます。 

札幌 時計台 北海道の歴史

入館料は、有料です






入館にお金がかかるのは大人になって初めて知りましたが、大人一人200円で、20人以上の団体利用なら一人当たり20円引きのお手頃価格。高校生以下は無料で観覧することができ、授業の一環として訪れる小学校もあります。私が初めて見たのもまさにその見学学習でした。内装は外観よりさらに歴史を感じられ、特に窓ガラスはあえて昔のものをそのまま残しているため、景色こそビルばかりでも、窓から外を眺めることで歴史と風情を感じることができます。

日本三大がっかり名所
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しかし、残念なことに、札幌の時計台は高知のはりまや橋や長崎のオランダ坂と共に、日本三大がっかり名所に指定されてしまっています。考えられる原因は先に挙げた周囲の景観とのミスマッチの問題が一つ。もう一つは、写真とのギャップです。

厳かに見える下からのあおり撮影。四季折々の自然の装い。夜の闇にライトアップされた艶姿。そう、インスタグラムで「映え」や「盛り」が流行る遥か以前から、時計台は盛られ続け、そして映え続けてきたのです。

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すっぴんの札幌時計台にも優しさを

札幌駅周辺のビジネスホテルに勤務していた時の一コマ。

「もう今は時計台ってないんだね。なんか写真で見たのよりずっと小さい建物しか残ってなかったよ」

と、宿泊客の一人から言われことがあります。

私は「おそらくお客様がご覧になったのが時計台で間違いありませ」
と、伝えたときの驚きと落胆の入り混じった表情は、今でも鮮明に覚えています。
地元で見慣れていたせいか、写真との相違は気にしたことはありませんでしたが、観光で来た方は時計台のすっぴんに腹を立ててしまうことはやはり少なくないようです。

景観だけじゃない、文化的側面を楽しむ建物
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しかし、考えてみれば人口190万人を超す大都市札幌の中心地で、雄大な自然とのセットという奇跡みたいな景色が存在するはずもありません。おまけにあくまでも時計台は時計台。お城ではありませんから、勇壮な景観を期待するのはいくらなんでも時計台が可哀想というものです。

時計台の魅力は、重要文化財の他に「日本の音風景百選」や「機会遺産」にも選出されているように、風情や歴史を感じられる点です。






西洋風の音が重なり合ったものではなく、またお寺の鐘のように重低音でもなく、澄んだシンプルな高い音が特徴的な時計台の鐘楼の旋律は、どこか懐かしさすら感じます。ビルに囲まれているため遠くまでは聞こえませんが、そのことがより時計台の鐘の音の貴重さを際立たせます。ちなみに音の違いは一階に置かれている『世界の鐘』という音資料で聞き比べることができます。

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札幌時計台のまとめ

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時計台の正面で「え、これがあの有名な?」とか「なんか思ってたのと違うね」と言ってすぐに立ち去ってしまう方々には、等しく「待った」と言いたい。せめて中に入って時計台の歴史を感じてほしい。そして出来れば、鐘の音も聞いてあげてほしい。外に出てもう一度時計台を見上げた時、きっと違った見え方がしてくるはずです。

季節ごとにその時々で違った装いを見せ、なおかつ休館日も年始の三日間だけと、オールシーズンで楽しめるため、いつでも安心して立ち寄ることができます。札幌駅か大通公園に訪れた際は、是非一度時計台をご覧になることをオススメします。もし万が一全てを見た上でがっかりしたとしても、決して損はしません。

なぜなら、周囲は美食の街ですから。笑

【札幌時計台 詳細】
住所|札幌市中央区北1条西2丁目
電話|011-231-0838
時間|8:45~17:10 ※問い合わせ

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