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地域で観光スポット確認

ニセコ 五色温泉|ニセコ 秘湯温泉




ニセコ 五色温泉

狭いエリアにさまざまな地質に起伏ある山野、そして豊かな大自然と、昭和の初めから、広く観光地として全国の人気となっていたニセコ。とくにここ十数年来は、その素晴らしい雪質や、清らかで豊富な水量の水風景と豊富なアクティビティなどが話題となり、海外観光客からも人気となっています。眼下に雲海を望みながらニセコの山々を登りきると、五色温泉が見えてみきます。標高750mに位置する温泉郷が五色温泉です。周囲には温泉特有の硫黄のにおいがたちこめ、美しい山々の景観へと開かれます

五色温泉は格別の開放感

ニセコ五色温泉
このニセコの中でも、特に季節を問わず北海道らしく、そして世界のどこを探しても決して出会えないほど雄大な景色で知られているのが「五色温泉」です。ニセコアンヌプリやイワオヌプリがすぐ目の前に広がっている、贅沢ロケーション!

夏は緑が広がるなか鳥のさえずりが響き、冬には一面が白銀に包まれ、幻想的な景色に癒されながら入浴をお楽しみいただけます。
五色温泉旅館周辺は高山植物と白い岩肌が広がり、いかにも良質な温泉が湧いていそうな雰囲気がプンプンしています

  • 住所|北海道虻田郡ニセコ町字ニセコ510番地
  • 電話|0136-58-2707
  • 時間|8:00~20:00
  • 休日|定休日なし
  • 交通|倶知安市街地より約14kmニセコ・蘭越市街地より約20km

五色温泉旅館は100%源泉かけ流し

地底からわき出たばかりの、新鮮なままの源泉100%の温泉。五色温泉の由来は「通常の温泉では2種類くらいの泉質が5種類もある」とか「硫黄が混じって湯の色が日によって五色に見える」などから来ているといわれてます。

広々とした内風呂と、熱烈なファンで知られる開放的な露天風呂があります。その効能は、慢性湿疹や神経痛、糖尿病やアトピーなどに効果があります。天然の栄養素をたっぷり含んで湧き出たお湯を100%かけ流ししている五色温泉は、なめらかな透明な湯で、肌にもやさしくしみ渡るわ~

五色温泉旅館の浴場とからまつの湯

浴室は「展望風呂」と「からまつの湯」の2つがあります。玄関に近い方が「展望風呂」と名付けられた浴室です。5~6人が浸かれる湯船と20人くらいが浸かれる大きな湯船の2つがあります。そして30人くらいが浸かれる露天風呂があります。

こちらが大浴場。硫黄を含んだ湯は、滑らかな透明色で肌に優しい。こちらが景観を楽しめる露天、からまつの湯。地底から湧き出たお風呂で、ゆったりと体の疲れを癒してください

五色温泉旅館の本館と別館

別館は、秘湯宿らしい木造の山小屋のような造りでなんかイイ。山小屋のような外観と、新しすぎる館内のギャップがこれまた面白い(笑)見た目とは裏腹に驚くほど館内は新しくてきれい!

そんでもって客室の扉を開けると、これまたびっくり! The シンプル!6畳の畳と1.5畳分くらいのフローリングのスペース。テーブルとその上に置かれたティッシュ、それに暖房機器。以上!歯ブラシとかタオルとか、いるものは全て持参する必要があります。それでも一泊3,822円という破格の宿泊料金!もう大満足すぎます!ありがとう!五色温泉

日帰り入浴

ニセコでスキーや登山を思い切り楽しんだあとは、疲れた体を癒しに日帰り入浴なんていうのはいかがですか?料金もわりとリーズナブルで大人:700円 小人:500円(5歳以上)

スキーをしたあとにニセコ湯めぐりパスを使って、本日は「ニセコ五色温泉」にて日帰り入浴なんていかがですか

五色温泉旅館は自炊設備もご用意

本館別館合わせて17部屋あります。別館の1階に、自炊客のための食事スペースがあり、コンロや炊飯器、電子レンジなどの炊事場、食器類や風呂いパンなどの調理器具も一通りそろっているので、食材さえ用意してくればなんの不自由もないといった感じでしたね。

旅行したからにはバイキング~なんてのもいいけど、たまにはこうしてアウトドアチックなかんじなのもイイネ

五色温泉旅館の雪の壁

冬期間の11月~5月は倶知安市街地からは通行止めになるので、ニセコ・蘭越方面からお越しください。冬季間に風雪がひどい場合は、道路が封鎖されるため、来場出来ないか帰宅出来ない事態が予想されます。状況を見ていただくか、事前にご連絡いただけます様、お願い致します。

五色温泉へ行くまでの道のりはとても険しい…という表現が合っているだろう。夏は車で行けばなんてことはないが、冬は本当に大変というか幻想的というか。なんせ道路の両端がものすごい雪の壁!数メートルはあるであろう。あれは、さすが北海道だな~と感じさせられましたね。

五色温泉は温泉だけじゃないんです

ニセコ五色温泉は秘湯としても人気の温泉です。だがしかし、地元民からすると五色温泉は温泉へ入りに行くことも度々ありますが、実は温泉だけが目的ではないのです。五色温泉近所に暮らす住民たちの間では、冬以外に「五色温泉行ってみようか」と、こんな号令がかかれば、それは”山菜採りに行く”という意味合いでもあります。

五色温泉近辺は地元民のみが知る山菜採りスポットなのです。夏場は軽装でも歩きやすい山で、誰でも上りやすいハイキング感覚の山なのです

どうでもいい情報。笑

そのため号令がかかればリュックには山菜を入れるスーパーのビニール袋と、帰りに立ち寄る温泉用のタオル、700円を持って集合します。これが五色温泉近辺に暮らす住民の楽しみなのです。
ちなみに近辺と言っても、おおよそ45kmは離れていますけどね。北海道人はこれぐらいの距離間は“近所”と言います()どうでもいい情報でした。

ニセコ五色温泉の歴史

五色温泉では現在まで2件の宿が営業を続けています。もともと江戸時代文化初年1804年までには豊富なニセコヒラフの硫黄が採掘され、岩内港から海産物などとともに、船で北陸関西圏をはじめ全国各地に運ばれていました。当時すでにマッチなど、全国の都市部では欠かせない工業生産物各種の原料生産拠点でもあった羊蹄エリア。

このとき採掘のために広く切り開かれた山が、年月をかけて緑を養い現在の景観を作っているのです

明治末から大正にかけての温泉開発ラッシュ

その後、明治の末から大正にかけて、同じニセコエリアで起こった温泉開発ラッシュ。もともと内陸部の開墾入植は非常に遅れており、鉱山労働従事者などの一部を除けば、明治20年代に始まったといわれています

その後、北海道に開設された国の機関、道庁や殖産企業などの役人の家族や、帝国大学生などに広がったスキーブーム。札幌からほど近く、海外からの現代のスキーヤーたちも魅了するほどのパウダースノーに登山、温泉などのアクティビティが評判となり現在のニセコ、ヒラフに挟まれた五色温泉ブランドとしての名声につながっています。

ニセコ五色温泉旅館

一つは、昭和5年に開業した、ニセコ五色温泉旅館。ニセコ町と蘭越町の境界に位置し、非常に素朴なログ風木造建築がどこか懐かしい新館と別館にたった17室の旅館。

以前は旧館や旧旧館という、さらに風情と歴史を感じさせる仙人風呂や混浴風呂のある建物がありましたが、数年前あらたな川がその下にできてしまったために取り壊しに。現在は男女別で、それぞれ雄大な景色を望める開放的な浴場で人気となっています

日本秘湯を守る会の一つはニセコ五色温泉旅館です

ニセコ五色温泉は「日本秘湯を守る会」の温泉ということもあり、宿の素朴さも全国の温泉マニアから根強い人気。男女とも、内湯と露天風呂(大浴場とカラマツの湯)が2つずつあり、まったく異なる景観を楽しむため、浴場を行き来する人がほとんどです。

家族経営で切り盛りしており、宿泊者には地域の山菜などをふんだんにつかった料理も好評です。
リゾートホテルのような充実の設備ではないものの、山小屋のような人のぬくもりと建物の持つ味わいを手軽に感じることができる宿として、広く人気です。

長期利用が可能な湯治部屋もご用意

宿泊のほか立ち寄り入浴なども人気で、シャンプーリンスや温泉など、豊富なアメニティが備え付けの上、駐車場が80台もあり、アウトドアスポーツ帰りにも便利。

道内では珍しい、長期利用が可能な湯治部屋がある別館では泉質は共通ながらお湯が透明で、1つの宿で多彩な五色温泉の魅力を満喫できます

大な山の風景が迫る、大迫力ロケーション

ちなみに露天風呂ですが、女性用は柵で覆われており、視界はちょっと残念。それでも立ち上がって体を乗り出すと、雄大な山の風景が広がっています。ここだけの話ですが、山登りの皆さんから見えてしまう位置(笑)個人的な体験上、大き目浴用タオルは必須ですね。また男性用の露天風呂は、こうした視界を遮るものがなく、雄大な山の風景がまわりから迫ってくるようなロケーション。

いま、北海道の自分で掘って湯に入る秘湯や、天然の岩場、流れをせき止めて入るではないタイプの人工的な構造物による温泉では、ニセコの五色温泉がいちばん自然を実感できるお風呂じゃないかな?と感じています

ニセコ山の家

ニセコ五色温泉旅館と道路を隔てた向かい側。地上から浮かんだように、ログ風の建物が見えてきます。ここが、元国鉄札幌鉄道局の保養所「山の家」として開設された後、民間の宿泊施設となったニセコ山の家です。現在は、和室と洋室で全31部屋、天然温泉のあるホテルとしての季節営業の他、ゴルフ、ネイチャリング、登山、山菜採り、沼めぐりなど豊富なアクティビティで人気。

露天風呂からはアンヌプリを見上げることができ、大浴場はモダンな設備にシャンプーリンスほかのアメニティ完備、50台の無料駐車場に、すぐお隣にはキャンピングサイト完備で便利です。
入り口にある大きな熊の木彫り看板は、記念撮影スポットとしてもインスタ映えする人気者です

ニセコ五色温泉のまとめ

ニセコ五色温泉、行きたくなってきました?
温泉地としてのニセコはとにかく泉質が豊富で、五色温泉はもちろんのことニセコ各所に泉質が散らばっています。そのため五色温泉に訪れるお客様も、目的地を決めずにふらりと立ち寄る方が多いようです。ですが現在は、世界各国からの取材や観光客からの評価も高く、リピーター利用も多い五色温泉。ニセコ旅行の際には五色温泉を目的地としての旅行を、一度じっくり楽しんでみませんか?