旭山動物園 ペンギン館
旭山動物園の中でも絶大な人気を誇るこちらのペンギン館は、2009年に新たにオープンしました。鳥は鳥でも飛べない鳥、で知られている可愛らしいペンギンは、全部で4種類(キングペンギン・ジェンツーペンギン・フンボルトペンギン・イワトビペンギン)のペンギンたちを飼育・展示しています。
水中トンネルや、冬期間限定で行われている「ペンギンの散歩」は、ヨチヨチ歩きの可愛らしいペンギンの姿が見ごたえ抜群です
ペンギン館-冬の大名物
冬の大名物!ペンギンのお散歩は、冬になり雪が積もると始まります。だいたい12月の中旬から3月にかけて行われています。これはキングペンギンの運動不足解消のための集団散歩です。私たちの目の前をヨチヨチ、テクテク歩いていきます。
人間で言う腕の役割をしている羽を横に広げ、左右交互に体をゆらゆらさせながら短い足で頑張って500mほどのコースを散歩します。大人から子どもまでと、たくさんの方々から注目を集めているペンギンのお散歩。まさに冬の一大イベントです
ペンギン館-水中トンネル
360度から見渡せる水中トンネルでは、今日も元気いっぱい泳ぐペンギンの姿を見学することができます。ペンギンと言えば飛べない鳥ですが、水中で泳いでいる姿は、まるで真っ青な大空で優雅に羽ばたく鳥の様です。
また泳ぐスピードがものすごく速いので、形からしてもなんだか小さなミニロケットを見ている様です。陸上ではヨチヨチ、テクテク可愛らしい姿をしているペンギンなのですが、水中では人が変わったように素早い動きでカッコイイ姿に一変してしまいますね
ペンギンは寒さに弱い。という意外な事実
室内の水中トンネルを抜けると、屋内放飼場があります。ペンギンは、寒い地域で生活していると思いがちな方も多いと思うのですが、実は冬の寒さには耐えられないのです。なので北海道の寒い冬の日には、暖房の効いた温かい屋内にいることが多いのです。
中でもフンボルトペンギンは、旭山動物園で飼育しているペンギンの中では最も寒さに弱く、逆に暑さにはかなり耐久力があるのです。また外見も首まわりが白く、まるで寒さ対策にマフラーを巻いているかの様に思わせられます。ぜひ一度お立ち寄りくださいませ
旭山動物園 ホッキョクグマ館
こちらのホッキョクグマ館には、2ヶ所の展示場所があります。ひとつは、入ってすぐのところにある巨大プールです。水面の高さが、私たち人間の頭がちょうど水面からでているように見える高さになっているので、ホッキョクグマは人間をアザラシの頭と間違って、私たちめがけて飛び込んでくるかもしれませんよ!
もうひとつは、陸上でのホッキョクグマをアザラシの視点から観察することができるカプセルがあります。なかなかこんなにも近くで、じっくり観察することができないホッキョクグマの顔の表情や、目や口や鼻の形なんかをゆっくりお楽しみくださいませ
ホッキョクグマ館-大迫力
せっかく来たんだから、これだけは見逃しちゃ絶対損ですよ!ホッキョクグマのダイナミックな飛び込みの瞬間。本当にスゴイですよ!なんだか、人間の水泳オリンピック選手のスタート飛び込みシーンを見ているかの様な感じです。しかし、迫力だけは人間には負けませんよ。これだけ大きなクマが、高い岩の上から水中に飛び込むんですから。
ガラス越しに見ている私たちにも聞こえるほどの、大きな水しぶきと音をたてて、ザバーッンと水中へとすいこまれていきます。携帯電話やデジタルカメラを持参した方は、ぜひムービー撮影してみてください!迫力満点最高です
ホッキョクグマ館-美しい体毛
ホッキョクグマの輝くほどの真っ白い体毛は、実は、光を透過し内部が空洞になった特殊な構造になっているため、散乱光によって真っ白く輝いて見えるんです!皆さん知っていました?なんだか美しいですよね。しかし、動物園などで飼育されている場合、内部が空洞になった体毛のため、その空洞に汚れが入り込んでしまい少し黄色っぽく見えてしまうんですよね。
なので、北極なんかで自由に暮らしている野生のホッキョクグマは、本当に真っ白く輝くほどの美しい体毛をもっているんです!そんな素晴らしい体毛を、ガラス越しに観察することができるので、ゆっくり見てみてください
夏も冬も楽しめるホッキョクグマ館
夏だけでなく、冬にもまた、一風変わったホッキョクグマを見ることができます。降り積もった雪の上で優雅に寝ている姿や、雪で人間の赤ちゃんのように無邪気に遊んでいる姿は、もうたまりません!とても愛らしくて目が離せません。
また冬には、真っ白い雪と真っ白いホッキョクグマは一体化してしまうので、どこにいるのかわかりずらいかもしれません。探してみてください!夏も良いですが、冬に遊びに行ってみてもまた違った感じが楽しいかもしれませんよ。ぜひお越しくださいませ