男爵イモの生みの親と言われる、川田龍吉男爵の資料館です。函館の西13kmほどの場所、JR大島当別駅の裏手にあります。北海道の農業を機械化による近代化を進めた川田龍吉氏の功績や、当時に機械化された農具の数々を見ることができます。
男爵資料館 北海道の近代農業の!川田龍吉男爵|函館観光
男爵イモの生みの親、川田龍吉[りょうきち]男爵の記念館。日本最古の車「ロコモビル蒸気自動車」をはじめ、農機具や生活用品などゆかりの品約5000点が展示されている。1900年代初めのアメリカ製のものが中心で、館内は映画で観るようなレトロな雰囲気だ。隣にはジャガイモ料理が食べられる「レストラン龍杉創[りょうざんそう]」があるので美味しい料理も楽しめます!
男爵資料館|函館観光
- 休館|期間中は無休(12月~2月閉館)
- 営業時間|9:00~17:00
- 住所|北斗市当別4丁目3?1
- 電話番号|0138-75-2894
男爵イモの「男爵」はホンモノの男爵だった|函館観光
川田龍吉は、江戸時代末期の安政3年に土佐で生まれました。維新前の川田家は、杓田村古新地(ふるしんち)で「年寄」(庄屋補佐)を勤める家柄で豊農であり、郷士という身分にありましたが、郷士は半農半武の生活で、龍吉は幼少期より母親の農業を手伝いながら土に親しみました。
川田龍吉の父親の小一郎は、民間人初の第3代目日銀総裁・男爵の爵位を授与した有名な人物です!明治10年に船舶技術の知識を学ぶ為に渡英し、イギリス人女性とデートの時などは2人でよくじゃがいもを食べていたようです。その後父が死亡し男爵の爵位を世襲しました。
七飯の農場で食べたイモの味を忘れられずジャガイモを試験栽培し、この中のアイリッシュコブラーが「男爵いも」と呼ばれ全国に広まりました。
これぞ近代化!機械化農業の歩みが分かる男爵資料館|函館観光
馬・手作業での農業の時代に、龍吉はアメリカから大型農機具を輸入し近代農業を実践しました。当時の川田農場には西洋式の牛舎・サイロ・風力発電などもあり、その風景は近在に類を見ない威容を誇っていました。技術者である龍吉は何事にもこだわり、あらゆる分野の専門道具を集めました。その数の多さに、個人でこれだけの物を所有していたのかと驚かされます。
男爵資料館の敷地内にあるレストラン龍杉創|函館観光
レストランでは地元の道産牛を使ったステーキセットやジャガイモを使った料理なんかがたくさんあります!!何と言っても自慢のジャガイモ料理は絶品です!ジャガイモのの新たな一面を知ることもできます!!お土産にジャガイモ入りクッキーなんかも大人気です!!
男爵資料館でジャガイモやその生産に力を入れた人達の歴史を学んだ後に美味しいジャガイモ料理も味わって見てください!!