紋別市の最大イベントである、オホーツクもんべつ流氷まつり。会場には真っ赤なガリンコ号Ⅱをはじめ、天然水で作られた雪氷像が立ち並び、毎年多くの観光客を魅了します。
オホーツクもんべつ流氷まつり|紋別観光
オホーツクもんべつ流氷まつりでは、期間中さまざまなイベントが開催されています。
メインステージに作られる巨大氷像は、何が出来上がるのか地元民も分からず、毎年美しい幻想的な空間に驚かされます。小さな氷像一つひとつが、まさに作品。鑑賞を楽しむ観光客の姿は、まるで氷の美術館に来たようです。
夜は、ライトアップされた氷像を背景に、記念撮影をするのも人気。また、オホーツクもんべつ流氷まつりが賑わうのは昼間の温かい時間帯のみ。オホーツク海は昼と夜の気温差が激しいことから、夕方以降は徐々に観光客が減っていきます。
実は、夜のオホーツクもんべつ流氷まつりこそオススメ。時間をかけてゆっくり鑑賞できるほか、雪の滑り台も待ち時間を気にすることなく自由に遊ぶことができます。防寒対策のためにも、防寒着またはダウン・帽子・手袋・インナー・ネックウォーマーを必ず着用してください。靴下を重ね履きすると、さらに体感温度が上がり快適に過ごすことができます。
オホーツクもんべつ流氷まつり|紋別観光
オホーツクもんべつ流氷まつりでは、いくつものアクティビティコーナーを設置。スリル満点の雪上バナナボートやバギー、これらを有料で体験することができます。
こちらのコーナーは、2017年1月フジテレビ系の人気バラエティ番組おじゃマップで取り上げられたこともあり、ザキヤマさんと香取慎吾さんが走り倒して帰られた、地元では有名な乗り物になります。
そしてもう一つ。オホーツクもんべつ流氷まつりといえば、巨大迷路と巨大滑り台も欠かすことはできません。進めば進むほどゴールを見失う不思議な迷路は、大人が試しても少々不安になるくらいワクワクします。
また、氷で作られた見事な巨大滑り台は、オホーツクもんべつ流氷まつりへ訪れる子ども達が、一番楽しみにしている広場。ロープを使って自力で滑り台に登ったら、ツルツルした氷の上を一気に滑走します。公園の滑り台よりもはるかにスピードが出るため、子どもから大人まで存分に楽しめます。
オホーツクもんべつ流氷まつり|紋別観光
オホーツクもんべつ流氷まつりはグルメも満載です。地元特産品販売はもちろん、濃厚なカニ汁やホタテの串焼きなど、豪華なメニューがいくつも並びます。-10℃の中で食べる具だくさんのカニ汁は、心も体も温まってこの季節にピッタリ。相場は100円~400円と少々高目になりますが、その分ボリューム満点なのでしっかり満腹お得感があります。
また、オホーツクもんべつ流氷まつりのグルメ企画でもある、まるかじりパーティーでは、お肉や魚介一人前とドリンク飲み放題付1500円でいただけます。特設ステージではカラオケやイベント、夜には打ち上げ花火が開催されます。
そして、お祭りへ行くと、なぜか買ってしまうホットドッグ。オホーツクもんべつ流氷まつり会場でホットドッグを買う場合は、紫色のヘアスタイルをした年配女性のお店をおすすめします。こちらのホットドッグは、見た目は全く他店と変わらないのですが、生地がフワッとしていて味も美味しく、油臭さが全くありません。紫頭のオバちゃんは地元でも有名な情報になりますので、ぜひ他店との違いを食べ比べてください。
オホーツクもんべつ流氷まつり|紋別観光
紋別市の冬の人気スポットといえば流氷砕氷船ガリンコ号。こちらは、北海道遺産にも登録され、冬は観光船、夏は釣船として活躍しています。偶然にも、オホーツクもんべつ流氷まつり会場に隣接する海洋交流館を乗り場としているため、会場付近には真っ赤な流氷砕氷船ガリンコ号が常時待機しています。一面真っ白に埋め尽くされた流氷の中を、ガリガリ音を立てて進む姿は豪快そのもの。この季節しか味わえない感動的な体験ができるはずです。
1日5便、さらにサンライズクルーズとサンセットクルーズが用意されています。おすすめは、早朝6:00出航のサンライズクルーズ。オホーツク海から朝日が昇る頃、流氷一面がオレンジ色に染まります。この瞬間は早朝限定便のサンライズクルーズでしか味わうことができません。
また、ガリンコ号は完全予約制です。特に2月はオホーツクもんべつ流氷まつりやツアー客が多く、満席状態が続きます。キャンセル待ちを狙い、運が良ければ、オホーツクもんべつ流氷まつり期間中に乗れることも。毎日空き状況を確認し、大人数ではなく少人数に分けて予約をすると良いでしょう。
完全予約制
・大人3,000円/流氷あり
・大人2,500円/流氷なし
・小人1,500円/流氷あり
・小人1,250円/流氷なし
オホーツクもんべつ流氷まつり|紋別観光
オホーツクもんべつ流氷まつり会場のエリア内には、陸地と長さ40mの橋でつながる海中展望塔があります。こちらは海の中に浮かぶ展望塔と呼ばれ、ライトアップされた橋も観光スポットとして外せない一つです。
こちらでは、4Dオホーツクシアターをはじめ、過去のオホーツクもんべつ流氷まつり企画でもあるプロジェクションマッピング映像や流氷観測映像を楽しむことができます。晴れた日は知床連山を一望でき、冬はアザラシやオオワシ、春と秋には蜃気楼が見られることもあります。
海面より約8メートル下に位置するタワー海底階では、生物展示のほか観察窓からオホーツク海を覗くことができます。流氷底はもちろん、マフグやイカなどオホーツク海を回遊する生物を見られることもありますが、毎日決まった生物が姿を現すことはなく、季節によっても見られる生物は異なります。
オホーツクもんべつ流氷まつりへ訪れた際は、こちらの氷海展望塔も是非立ち寄ってください。