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雨竜沼湿原|利尻礼文観光




雨竜沼湿原は、北海道空知総合振興局雨竜町の暑寒別火山の東中腹、標高約850?900mの高地にある東西4km南北2kmにわたって広がる湿原で面積は100ha余もあります。

雨竜沼湿原はこんなところ|利尻礼文観光

寒冷貧栄養の生息環境下でミズゴケ、スゲ類が腐食しないまま数千年をかけて堆積し、厚みを増して元の水面より盛り上がったことによりできたものであり、流動性の強い玄武岩溶岩流の台地上に形成された泥炭地でもあります。

雨竜沼湿原は暑寒別火山の東中腹、標高約850~900mの高地にある東西4km、南北2kmにわたって広がる湿原で、面積は100ha余り。

暑寒別天売焼尻国定公園の主要景勝地であり、日本有数の山岳型高層湿原帯です。春の雪解けから秋までに200種以上の花や植物が観察できる雨竜沼湿原は、本来あるべき日本の自然を今日に伝える貴重な環境資産といえます。

雨竜沼湿原 利尻礼文観光

  • 所在地|〒078-2600 北海道雨竜郡雨竜町国領338-2
  • 電話|0125-77-2211

雨竜沼湿原はたくさんの花々が咲き誇る|利尻礼文観光

ミズバショウを代表に、ショウジョウバカマ、エゾノリュウキンカ、イワイチョウ、シナノキンバイ、チングルマ、エゾノシモツケソウ、ハクサンチドリ、エゾノサワアザミ、ザゼンソウなどが多く見られ、特に7月にはエゾカンゾウがオレンジ色に咲き乱れ艶やかに湿原を彩ります。

登山道入口のゲートパークから湿原展望台付近まで、たくさんの湿原の花々が咲き誇ります。9月中旬頃までなら愛らしい「エゾオヤマリンドウ」をみとることができます。

湿原の中には1周約3.5kmの木道があり、他に湿原全体を見る場所として、湿原を半周したところにある南暑寒岳(標高1491m)への登山道を少し登ったところに、湿原展望台があり、ここでは広大で、美しい湿原の全体の景観をみとることができますので、おすすめします。

雨竜沼湿原には様々な野生生物たち|利尻礼文観光

植生は高層湿原独自の特徴を示し、春の雪解けから秋までに200種以上の花や植物が観察できる。8月上旬までの短い夏の間には無数の花々が鮮やかに一帯を彩り、ヒツジグサを水面に浮かべ、万年雪を抱いた暑寒別の山々を映す沼沼と、数多くの高山植物の描き出す雄大な光景は、多くの登山者を魅了し『北海道の尾瀬』とも称される

なんといっても注意しなければならないのはヒグマ出没です。グループで、できるだけ接近して歩きましょう。(個人行動はさけること)鈴などをつけ、音を出しながら歩くことをおすすめします。早朝、夕暮れ、濃霧など薄暗いときの入山は危険を伴いますので、充分注意が必要です(できるだけ避けること)

エゾシカなどの大型の陸生哺乳類から、湿原の池塘に住む水生昆虫まで、実に多彩です。例えば、体長15cm程で黄褐色の背中に5本の黒い縞模様がある「エゾシマリス」。平地から高山まで生息し、ヨーロッパからロシアにかけて分布するユキウサギの一亜種の「エゾユキウサギ」。

スズメより少し大きく海岸から高山の草原や低木林に住む夏鳥の「ノゴマ」や「エゾアカガエル」、アゲハチョウ科の「ヒメギフチョウ」などなど。観察できる楽しみもあるかも!

雨竜沼湿原が抱える問題点|利尻礼文観光

学術的にも貴重な湿原であり、1964年10月、雨竜沼高層湿原帯として北海道の天然記念物に指定、1990年には暑寒別岳などともに暑寒別天売焼尻国定公園に指定、2005年11月8日には、624ha が、ラムサール条約登録指定湿地として登録されています。 例年6月中旬頃に山開きが行われ、10月初旬には閉鎖されます。

雨竜沼湿原には現在表面化している変化や問題点が多数あります

登山者の踏みつけによる湿原植生の荒廃・裸地化、木道敷設部分の植生の変化、登山者により運ばれる非湿原植物の混生、池塘の枯渇・水漏れ、湿原周辺からのチシマザザ、ミヤマヤナギ等の侵入、.木道の集熱効果による乾燥・蒸発促進、登山者の投棄したゴミ・残飯による景観阻害などが主として挙げられます。

現在、年間2万人も人々が短いシーズンに訪れるようになった雨竜湿原を入山者一人一人が、崇高な自然美を保護していく意識をもつことが今、一番大切な事と言えると思います。